業界紙「ゴムタイムス」に霜田知久社長インタビューが掲載されました

 カレンダーロール機を用いた薄物ゴムシートは高い技術力を発揮し、独自のノウハウを生かした営業活動で事業展開を図っている霜田ゴム工業㈱(霜田知久社長)。
 2013年10月期の業績動向はゴムシートの部門を含めて全体的に受注は増えているという。「政権交代やアベノミクス効果などで受注状況はだいぶ良くなりつつあり、ゴムシートや建築分野でプレスおよび押出の需要も増えつつある。また2020年に東京オリンピックの開催が決まってから、需要環境に明るい兆しが見え始めてきているのではないか。今後は自動車関連分野や建築分野で来年の消費税の値上げにより、駆け込み需要が期待できるのではないか」(霜田社長)。
 最近では、越谷工場での5S活動などを積極的に行なうことでより生産環境の充実に努めている。またホームページをリニューアルするなど、IT関連を強化していくことで国内の需要の掘り起しと新規顧客の獲得を促進している。
 同社の強みはユーザーの要望に応じて大量生産はもとより、少量多種生産も可能な体制を構築し、受注量の変化に対応している点。また長年培ったカレンダー加工の独自ノウハウを駆使して、1㍉以下の極薄シートや各種繊維へのトッピング加工を得意としており、顧客の持ち込み材料を用いての加工受託も引き受けることで営業も拡充している。
 今年は同社にとって法人化して60年目にあたり、「創業当時はボールチューブの製造が100%で、その後多品種の製造を手掛けたが、リーマンショックの際には事業の取捨選択をしながら、最近では筋肉質な事業体制になりつつある。今後は注力していく分野を更に見極め、新しい分野に参入する等、従業員やお客様とって満足してもらえるような会社にしていきたい」(霜田社長)。

抱負を語る霜田社長

抱負を語る霜田社長

2013年11月06日更新